2015-10-03

チューリッヒにて味噌ワークショップのお知らせ

Img_6425_3

Img_6423

チューリッヒ市内の日本食レストラン「KOKORO」にて

味噌ワークショップを開催することになりました。
作るお味噌は「米麹と麦麹の合わせ味噌」です。
スイス産のBIO大麦、イタリア産BIOリゾットライスで仕込んだ麹と
スイス産BIO大豆を使って、とっても美味しいお味噌を一緒に作ります。

*日時 10月25日(日曜日)14時〜17時

*参加費 お一人様100フラン(5名様まで)
 
(お茶菓子付き、約2キロのお味噌をお持ち帰りできます。)

*数種類の手作り味噌の試食をしながらお味噌についてのお話もします。
 
     (手作りの甘酒、塩麹、醤油などの試食もできます)

*少人数制なので家庭で作れる和の発酵食品について何でもご質問やご相談のお話会などもじっくりと盛り込みながら、お茶菓子を食べたり、作業をする予定です。

*場所 Japanische Restrant KOKORO
    Neufrankengasse 25 Zürich


*お申し込み
079 962 29 47

宛にお願いします。



    





|

2015-09-02

食べるラー油、絶賛仕込み中!



添加物や保存料を一切使わないで作りました。
食感も楽しめる、日本で大人気の食べるラー油です。
中華風と中東風の2種類の味をご用意してます。


◉◉◉中華風味食べるラー油◉◉◉


Photo



中華風はチャーハン、ラーメン、素麺、うどん、ご飯にのせたり、アジア飯、中華料理、和食にぴったりの味です。
カリカリとした食感が病みつきになります!






◉◉◉◉中東風味食べるラー油◉◉◉◉


Photo_3





中東風はトルコ料理、インド料理などと相性がよく、コリアンダー、クミン、アニスの味が効いたラー油です。
スパイスが丸ごと入ってます。
我が家では、子供のためにシンプルで甘いカレーを作って、大人はこの中東ラー油を最後に混ぜて、スパイスのパンチと辛味を付け加えて食べます。
とても複雑で不思議で美味しいとスイス人にとっても評判なんです。
ピザ、ゆでたジャガイモ、いろんな料理に合います。

*中華風のラー油にのみ、長崎県産の上質いりこ粉末としいたけ粉末、エジプト産のいりゴマを使用していますが、それ以外の材料はスイスのコープやミグロで調達しています。







|

2015-09-01

4種類の100%オーガニッククリームを入荷しました!

Screenshot

Screenshotpng_body_cream




◉◉◉ 南アフリカからのお届け ◉◉◉

南アフリカのダーバンという地域から、オーガニッククリームを入荷しました。


JOは南アフリカの広大な大地の中で3人の子育てをしながら、ハーブを栽培し、精油を作り、Love Organicというレーベルを立ち上げました。
人里や小さな町まで、片道40キロ、、、という山の中で生活しているそうです。
そんな環境の中で、子供達の怪我や病気や事故、なんかあってもなかなか病院に連れて行けないので、お庭のハーブでの治癒治療のみに専念してきたと語ってくれました。
治安も行政も医療技術や医療奉仕が良くない環境の中で、信じることができるのが、アフリカの大地の恵みとハーブの力だと、その信念を元に3人の男の子を育てた彼女の強さに、同じ母親、女性として、とても感慨深い刺激を頂きました。
ヨーロッパや日本でも、オーガニッククリームなどたくさん出回ってますが、
材料のシアバター、ココナッツオイル、バオバブオイル、ホホバオイルなど、たくさんの材料はアフリカの大地の恵みから世界中に出回ってます。
そんな彼女のこだわりの材料調達も、アフリカ育ちのオーガニック限定だそうです。
子供達も大きくなって、ハーブ療法の資格も取得し、本格的にハーブ療法の先生として活躍し始めた彼女のプロダクト、保湿クリームとリップクリーム、是非、この機会にお試し下さい!
 



◉◉◉保湿クリーム◉◉◉
 
30ml・・・・・20フラン

お顔から足先まで使える保湿クリームです。
アフターサンケア、冬の保湿に、自然芳香高いクリームなのでリラックスにも。。。
このクリームは非加熱加工で作られてます。

◉原材料・・・ラベンダーオイル、シアバター、バオバブオイル、ローズヒップオイル、ホホバオイル、ローズゼラニウムオイル、アプリコットオイル、ココナッツオイル、イランイランオイル…配合
 




◉◉◉リップクリーム◉◉◉

小さなお子様にも安心してお使いいただける優しい香りのリップクリームです。

5ml・・・・・・5フラン



◉原材料・・・シアバター、ココナッツオイル、オレンジオイル、ラベンダーオイル、蜜蝋



◉◉◉◉世界中を旅して集めた貴重な材料で作ったクリーム◉◉◉◉
◉◉◉麻炭クリーム◉◉◉ 


Img_7066_1


麻炭を主な原材料として作られた、傷用、虫刺されの後、化膿止め用のクリームです。

30ml・・・・・・・20フラン


活性炭は有害物質、毒素、老廃物、を吸収して代謝してくれます。
水に備長炭や竹炭を入れて、水を浄化する使い方も日本では古くから知られています。
このクリームに使われている炭は、麻の茎を炭にした麻炭という画期的な食材・万能薬です。
デトックス用食材として、重宝しています。
麻炭を主な原材料として作られてるので真っ黒のクリームです。
白い服などには炭の色が付着することがあるので、上から軽くガーゼなどを当てることをお勧めします。
傷用、虫刺されの後、化膿止め用のクリームです。


◉原材料◉・・・麻炭、ヘンプシードオイル、ココナッツオイル、蜜蝋、ホホバオイル、カレンデュラオイル、ローズマリーオイル、





◉◉◉パロサントクリーム◉◉◉ 虫除け、浄化、癒しのクリーム

30ml・・・・・・20フラン

パロサントとは南米原産の聖なる木、または聖人の木と呼ばれ、香木という、芳香のある木材で、
その歴史はとても古く、古代インカ帝国時代にまでさかのぼり、広く多くの中南米全域に広まりました。
木を燃やすことは、悪いエネルギーをきれいにし幸運をもたらすと使用され、今に至ります。
ペルーから直に入荷したパロサントの精油配合のクリームです。
主に虫除けに効果的ですが、パロサント独自の芳香クリームとして、
自身の浄化や癒し、リラックスにお使いください。


◉原材料◉・・・パロサント精油、シアバター、カレンデュラオイル、蜜蝋、ホホバオイル、ヘンプシードオイル

|

2015-01-09

ニッポンのVEGANキムチ、

Photo
スイスで販売されてる、アジアショップや韓国食材屋の市販のキムチの味に納得がいかず、数年前からキムチはなるべく自分で作ってます。
いつもキムチの素を先にたくさん作って、大量にできたキムチの素は小分けにして冷凍保存などして、食べたい分だけのキムチを作ります。
キムチは漬けたその日から食べられます。
そして漬けた日から2〜3週間経つと、キムチの酸味が強くなってきて
いわゆる酸っぱいキムチへと変化していきます。
この酸味の正体は乳酸菌で、白菜やキムチの素から生まれる天然の乳酸菌なのですが、韓国でも酸っぱくなったキムチはそのまま食べるというよりも、炒め物や雑炊、鍋など火を通してたべることが多いようです。
私もキムチは浅漬けの状態が好きで、いつも漬けたその日から食べ始めて、酸っぱくなる前に食べてしまうのですが、キムチの雑炊やチャーハンは、やっぱり酸っぱくなったキムチが美味しいなあと思います。
手作りだと、いろんな発酵状態の味を愉しめます。
キムチ作りに欠かせない材料に、アミの塩辛、魚醤(ナンプラー)、オイスターソース、など魚介類のエキスやソースや塩辛を入れます。
私も、魚介類の何かを入れないと物足りないなあと思い込んで、キムチ作りには必ずアミの塩辛とナンプラーを加えていました。
魚介類なしでも美味しくできないかなあ〜と、ベーガン料理研究家のキムチレシピを真似しても、やっぱりキムチもどき止まりで、なかなか納得いくキムチにたどり着けなかったのですが、自分なりに試行錯誤してみて、なんとか納得がいくベーガンキムチが完成しました。
本場の韓国の方からしたら、ちょっと邪道な味付けかもしれませんが、ニッポン人にはこの類のキムチがとてもよく合うのではないかと自負してます。
それはなぜかというと、私のベーガンキムチの調味料は、甘酒、麹、醤油、昆布など、ニッポンの発酵調味料を使うからです。
さらにもっと美味しく発酵させるために使ってるアイテムが、昨年に購入したヒューロムの低速酵素ジューサーなんです。人参、りんご、大根、なし、ネギなどの野菜、果物を低速ジューサーでスムージー状態にしてキムチの素を作ります。
この低速酵素ジューサーは石臼式のジューサーでゆっくりと回転しながら野菜や果物を潰すので、ビタミンと酵素を全く壊さずにスムージーやジュースにしてくれる優れものなんです。高速ミキサーだと、ビタミンや酵素が破壊されるそうで、この低速石臼式で潰した野菜果物を使ってキムチの素を作ると、野菜と果物が生き生きとしたままキムチとして発酵されてる味がします。
この低速ジューサーで作り出してから、野菜と果物の生き生きとした味がしっかりとキムチの素を構成し、自家製の麹や甘酒もさらに奥深い旨味と甘みを引き出してくれるので、やっと納得がいくキムチが出来上がりました。
使う唐辛子もほんの少しで主に風味色付けのためで、ニッポンキムチの辛味は、ほとんど生姜の辛さで勝負しています。
ニッポンキムチの素を使って作る、キムチの漬け方を紹介したいと思います。
食べたい分だけ作るキムチの作り方です。
VEGANキムチとは魚介類系の調味料を使わないで仕込むキムチの素のことです。食べる直前にお好みで、アミの塩辛やナンプラー、オイスターソースを加えても遅くなく美味しくできます。
いりゴマも白菜や大根にキムチの素を混ぜる時に少し入れると美味しくなります。
ここでは下漬けの段階で白菜を一口サイズに切っておくやり方を紹介します。
伝統的なやり方と少々違うのですが、食べる前に切らなくてよいので、
食べたい分だけ作りたいときに重宝する作り方です。

白菜キムチ
*キムチにしたい白菜の重さを計り、その重さの4パーセントの塩をまぶして揉み込んでから、重しをします。
*半日後に白菜の水分を絞り、あとはキムチの素をお好みで足して混ぜ込むだけです。
瓶やタッパーなどに詰めて、冷蔵庫で保存します。
*数時間後には食べられます。


カクトゥギ(大根キムチ)
*大根は皮をむいて2cm角に切ってから重さを計ります。
*大根の重さの3%の塩を振り混ぜて、20分くらい経ったらザルにあげて、水気を切ります。
*お好みの量のキムチの素を混ぜ込んで揉み込みます。
*冬場は1〜2日置いてから、夏はすぐに冷蔵庫にて保存します。
 

|

ニッポンのVEGANタレ、生きてるゴマだれ

「生きてるゴマだれ」は甘酒、塩麹、味噌、醤油、など、、、
これもニッポンの発酵調味料で作るゴマダレです。
なぜ「生きてるゴマだれ」と称しているかというと、甘酒も塩麹も麹の菌を殺さずに生きたままタレにしています。ゴマだれでありながら、麹菌や乳酸菌や酵素もそのまま摂取できるように仕込んでます。
砂糖、保存料、添加物も一切入ってないので、日持ちしないのが残念ですが
甘酒の甘味と天然の発酵調味料のうまみが効いた、シンプルなゴマだれです。
ごま油とお酢を加えればドレッシングにもなりますし、塩気をもっと効かせたい場合は塩麹を足したり、甘味を効かせたい時は甘酒を足したり、もっと液体状のさらっとしたタレとして使いたいときは、豆乳や牛乳を加えて調整できます。
*うどんのたれ
*鍋物、しゃぶしゃぶのたれ
*茹でた野菜に和える
*とんかつ、チキンカツ
*サラダドレッシング
写真は後日更新します。

|

2015-01-07

餅つき大会で出店します

Mochifest_2014_de_2

2015年1月18日は今年一発目の出店です!

ZUG日本語学校主催の餅つき大会です。

入場無料、子供向けの日本の遊びイベントもたくさん企画されてるようで

餅つきが大好きな息子も連れて、家族で楽しみたいと思います。

私もお味噌やタレを仕込んでの販売予定です。

イベントまで買いに来れない方のために、郵送販売も予定しています。

来週中には郵送販売希望の方にメニュー表をお送りする予定なので

ご希望の方はこちらにご連絡願います!

kanablueovertone@gmail.com

この出店のお知らせ記事も、詳細などが分かり次第また更新したいと思います。

餅つき大会では、振る舞いお屠蘇(おとそ)をお配りしたいと企画してます。

振舞うお屠蘇は、私が仕込んだ3年熟成の味醂と、漢方セラピストでるアルヒホルツァー利香先生に調合して頂いたお屠蘇用の漢方で仕込んで持って参ります!

当日のスタンドでは、実際に利香先生がお屠蘇を配膳して下さいます。

餅つき大会での私のブースで実際に漢方医の先生ともお話できる機会を設けさせて頂きますので、漢方に興味ある方や、スイスで日本語の漢方セラピーを受けたい方、是非お屠蘇の試飲も兼ねて気軽に遊びに来てください!

 

 

|

2014-11-02

味噌作りワークショップ(手打ちうどんランチつき)

Photo_2

10月からの味噌作りは薪火で作業です。

ワークショップの味噌作りでも、薪をくべながら大豆を茹でます。

大豆が茹で上がるまでに、3〜4時間くらいかかるので、その間にランチを食べて、発酵食のお話をします。

Photo

今年のワークショップのおばんざいランチは「手打ちうどん」でした。

今年というか、来年もランチに「手打ちうどん」が定番になりそうです。

家庭で作る手打ちうどんの麺を、お店のような麺に仕上げるために、小麦粉にタピオカ粉を混ぜて作るレシピで作ってたのですが、最近はタピオカ粉なしで、小麦粉100%のうどんで勝負できるようになってきました。

何度も何度も作ってるうちに、自分なりの「手打ちうどん流儀」みたいなのが出来上がってきました。

*生地はあまり足で踏まずにパスタマシンで何度も重ねては、伸ばす、重ねては、伸ばす、を繰り返す。

*生地ができたら、切れ味のよい包丁で素早く切る

*麺は切ってから、冷蔵庫で1〜2日麺を熟成させる

このポイントをおさえたらMIGROS Weissmehlのみで、深いコシともっちりとした食感のうどんに仕上がります。

小麦粉の種類などをブレンドしたりとか、こだわってみようかとも思ったのですが、あえて、1種類の定番の小麦粉のみで、伸ばす、重ねる、切る、熟成させる、というプロセスをこだわった「手打ちうどん」です。

Photo

Photo_2

打ったうどんと、付け合わせの写真です。

うどんの付け合わせは、「甘酒と塩麹の生きてるゴマだれ」、「自家製生醤油」、「小葱」、「大葉の千切り」、「米麹ともち米のコチュジャン」、「麻の実」、「すりごま」。

3〜5名様でワークショップを開催します。(その場合はお持ち帰り2キロです)

お一人で5キロ以上のお味噌を持ち帰りたい場合は1名様でも2名様でもワークショップは開けます。

 

|

2014-10-13

我が家の唐揚げ、チコリと麻の実のナムル

Photo

鳥の唐揚げは、息子にも夫にも大好評です。

ももちゃんも、まだ噛めなくて飲み込めないにもかかわらず、唐揚げを握りしめてずっとカミカミして唐揚げを味わってます。

我が家の唐揚げは、おろしにんにく、おろしショウガ、醤油、塩麹、みりん、果物酵素シロップで漬け込みます。

配合は適当ですが、果物酵素シロップを入れるのがポイントです。

漬け込んである間に、酵素の力でお肉がとても柔らかくなる気がします。味も染み込みやすくなると思います。

この果物酵素シロップは、ただ飲むだけじゃなくて、私は料理にもたくさん使ってます。お砂糖の代わりにとても重宝します。

お肉のマリネにも使うし、煮物にも使うし、サラダドレッシングを作る時にも使います。今年はお友達に頂いたアプリコットでたくさん酵素シロップを仕込みました。料理に万能に合う果物はアプリコットや梅などのプラム類の果物が合います。

イチゴの酵素シロップの紹介もしましたが、イチゴ酵素はもっぱらデザート向きですね。

唐揚げの隣にのってる付け合わせは、チコリと麻の実のナムルです。

チコリを千切りして塩をまぶして放置して、水気を絞ります。

水気を絞ったチコリにごま油と塩麹とお酢をほんの少し、麻の実もたくさん混ぜ合わせます。もちろんお好みで、果物酵素シロップを少し加えても美味しくなります。

麻の実は、七味唐辛子に入ってるような皮付きの麻の実が定番ですが、最近は料理に使いやすく、食べやすく、そして栄養も吸収しやすい皮が向いてある麻の実も自然食品店にて売ってます。皮が向いてある麻の実は、お菓子作りやお料理にとても使いやすいので、ちょっと難しかった麻の実を使った料理が展開しやすくなりました。

 

|

2014-10-12

麹を使ったお漬け物

Photo

太陽がとっても貴重な日々がやってきました。

特に我が家は霧の地域で、秋冬の朝はほとんどの日が霧、霧、霧、

午後から太陽がさしてくると、日の入りも短くなってきたし、

なぜか私はいつも、白菜や大根を干したくなってしまいます。

お漬け物を作る時に、半日でも野菜を日に当てると

歯ごたえよくなるし、余分な水分もぬけて、太陽パワーで栄養やビタミンも凝縮。

天日干ししなくても、お漬け物は美味しくできますが

天日干しした方が、いいことたくさんあるので、仕込む前のちょっと天日干し、おすすめです。

写真のお漬け物は、上が白菜麹漬け、下が大根べったら漬けです。

お漬け物もぬか漬けやら、塩麹漬けやら、常に常備できるお漬け物をいろいろと試したのですが、お漬け物は家族の中で私しか食べないので、結局は麹漬けとべったら漬けが一番常備しやすく、一人分を作るのに無理がないということに、最近は落ち着きました。

|

2014-10-11

料亭のような一品になる魚の焼き方

寒くなってくると、スイスのスーパーでは厚切りの大きなサーモンの切り身がよく出回ります。

サーモンの大きな切り身を、西京漬にしたり粕漬けにしたり塩麹に漬けたりして、オーブンで焼くのが私も家族も大好きです。
魚や肉を発酵調味料に漬け込んで、焼くときのポイントを紹介したいと思います。
ちょっとしたひと手間で、料亭の焼き魚のように仕上がります。

Photo

まずは、買ってきた切り身の両面に軽く塩を振り、20〜30分おいて

魚から出てくる水分をキッチンペーパーで拭き取ります。

次に切り身を料理用のガーゼでくるんで、ヘラで調味料を両面に塗って

タッパーなどで保管し冷蔵庫にて2〜3日漬け込こみます。

(2〜3日という期間はあくまで目安なのですが、スイスのサーモンの切り身は厚く大きいから2〜3日、日本で売られてる定番の魚の切り身の大きさであれ1〜2日でちょうどよいかと思います)

そして、この料理用のガーゼがポイントなのですが、医療用や薬局で手に入るようなガーゼは漂白剤が強すぎるのでおすすめできません。

なるべく無漂白のガーゼを使いましょう。

Photo_3

漬け込んで、ガーゼを外して焼く前の状態の切り身です。

自家製のいい本みりんを使ってるので、高級感漂うテリとツヤです。

オーブンのグリルで200度くらいで、片面ずつ、焼くときは、皮がついてる場合は皮の方から焼きます。

焼いてる面がカリカリに焼き上がってきたら、表裏ひっくり返してまた焼きます。

魚の脂を完璧に落としながら焼きたい場合は、ケーキクーラーの上にのせて焼くのも一つの方法なのですが、魚がアミにくっついてしまった失敗があるので、オーブンの中で網をつかって焼く方法はまだまだ改良中です。

Photo_2

メインの焼いたサーモンが小さく写ってしまいましたが、ガーゼを使って漬け込むので、味はしっかりと染み込んでいて魚の表面が焦げません。

漬け床もおうちにある、味噌、酒粕、みりん、塩麹、甘酒などを適当にブレンドして、我が家の漬け床を楽しんで下さい。

今回の写真の漬け床は、自家製のみりん酒粕と辛口味噌、西京味噌をブレンドして作った漬け床です。

3〜4回繰り返し使えます。

最後の最後の漬け床は炒め物の調味料にしたり、ビニール袋の中で手羽先などでもみこんでオーブンかフライパンで焼いて使い切ります。

 

|

2014-09-30

和包丁の修復

先日、友人が「和包丁が欠けた」と持ってきました。

かなり大きく欠けてて、もうダメかと思ったけど、3種類の砥石を使って、なんとか手研ぎで修復することができました。

磨きだすと納得いくまで止められなくなるこの精神は、やっぱりムサ美の工芸デザイン科で培った精神だと再確認。

和包丁は外国人が使うには繊細すぎる、万が一欠けた場合にここには鍛冶屋さんがいないので修復できないことがすごく気がかりだったけど、欠けても自分で修復できることがわかったので、この心配事を克服できてとても嬉しい!

Photo

Before   かなり大きく欠けてます。

Photo_2

After  写真でよく見ると、まだ完璧じゃないけど初めての手研ぎ修復にしてはよくできたんじゃないかと思います。

Photo_3

我が家の包丁たち。

パン切り包丁以外は松原包丁で揃えています。

左から、麺切り、麺切り兼菜切り(大)、菜切り包丁、三徳文化包丁、出刃包丁、舟形ペティナイフ、パン切り包丁。

切る素材によって、包丁を選ぶことも楽しいし、

包丁を研ぐのも、台所仕事の愉しみの一つとなりました。

今でも、麺きり包丁、三徳文化包丁(大、中、小)、菜切り包丁、出刃包丁と揃えてますので、興味がある方はこちらにメール下さい。

kanablueovertone@gmail.com

松原包丁についての前に書いた記事です。

http://kaitokotone.cocolog-nifty.com/hexehexen/2012/02/post-a4ea.html




 

 

|

2014-09-18

息子のカイトが7歳になりました

Photo_2

なんと息子のカイトが7歳になりました。

誕生日にはお寿司が食べたいと言われたので、寿司用のサーモン、ブリなどを取り寄せて、ちょっと豪華な寿司ケーキや巻き寿司や握り寿司を作りました。

自分も家族もみんな大好きで食べたいものだったので、材料も奮発して豪華に作りました。

Img_4565

Img_4569

スイスの学校では自分の誕生日の日にケーキを持って行きます。

もう今年から7歳なので、ケーキ作りも参加してもらい、自分ができることは自分でやってもらい、デコレーションも自分でやって持って行きました。

Img_6513

Photo_3

Img_6515

ちょっと退屈な午後の日など、一緒におやつ作り。

白玉団子はカイトの大好物で、作るのも白玉粉とお水を混ぜて、丸めて、茹でるだけ、となんともキッズクッキングにパーフェクトな簡単さ。

もちろん、黒蜜は母が作りました。

Photo_7

肉まんの日は、生地に餡を包んで、形も整えてもらいます。

Photo_8

拾ってきたクルミも、全部上手に割ってくれました。

クルミを割るのはカイトの仕事で、中身を出すのは母の仕事。

大人になったら、料理は多少はできる大人になって欲しいなあとも、よく思います。

美味しいものが食べたくなったら、まずは自分で作ることが出来る男、これからの時代は大事ですよね。

私の夫も、家庭で料理がもっとできたらどんなにいいかと、、、何度も思ってしまうので、料理上手な大人になることの大事さを切実に教えてます。

我が家には1歳のももちゃんもいて、ももちゃんにとにかく手がかかるので、最近の7歳のカイトが小さな大人のように感じます。

ほんと、兄ちゃんになったなあと、ほっこりする親バカ写真です

Img_4706

Img_4850

Img_4826

|

2014-06-12

ボリューム満点のベジ丼

Photo_8

車麩の竜田揚げ

亜麻仁油と塩麹のもやしナムル

切り干し大根と人参のきんぴら

お麩を使った料理を展開中です。

車麩の竜田揚げはお肉をガッツリと食べたような食べ応えです。

Photo

冷たい蕎麦に

納豆と野菜昆布と玉葱のかき揚げと

コチュジャンをのせて

葛粉でトロミをつけたソバつゆをかけていただきます!

|

2014-05-13

出店のお知らせ

Photo_6

5月25日に、久しぶりに出店します。

2年前のように、一人であんなには仕込めてませんが

コツコツとこの日のために、準備をしています。

スイスの日本食市に久しぶりに足を運べるので、販売はもちろん、

自分も買い物ができるの、楽しみにしています。

今回は、商品のご予約はお受け付けでませんので、商品は全て早くに来られた方を優先に販売しますので、ご理解よろしくおねがいします。

今回のメニューは

*米麹と麦麹の合わせ味噌

*西京味噌

*西京梅味噌

*黒糖ニンニクくるみ味噌

*塩麹

大豆はオーストリア産、米はイタリア産、麦はドイツ産、

塩は大西洋海塩を使用しています。

材料は全て、オーガニックですo(*^▽^*)o

 

|

西京梅味噌を仕込みました

Photo

今年も西京梅味噌を仕込みました。
先月まで日本にいたので、長崎から梅干しを持ってこれました。
(昔ながらの農家のおばあちゃんたちから購入してきた梅干しです)
おかげで、少しばかり販売できるくらいは梅味噌を仕込めました。
材料さえあれば、けっこう簡単に
そして火や鍋を使わずにすり鉢一つでできるおかず味噌なので
材料が揃う方は是非作ってみて下さい。

Photo_2

まずは梅干しの梅肉と種を分けます。
私は出刃包丁を使います。先っぽの方で、丁寧に梅肉を種から取り除きます。
そして、梅肉も出刃包丁でたたいて、たたき梅にします。
出刃包丁は魚をたたいて、なめろうなどを作る仕様の包丁でもあるので、たたき梅も細かく手際よく仕上がります。

Photo_3

Photo_4

たたき梅と西京味噌とお好みで蜂蜜をすり鉢に入れて

よ〜く混ぜます。

この、梅味噌は甘い甘い西京味噌でとてもまろやかな味です。

普通の梅肉よりもお子様も食べやすい味に仕上がるので

この梅味噌で作る、のり巻きなどとても好評です。

火入れしないおかず味噌なので、梅干しや西京味噌の酵素や乳酸菌もそのまま食せて、これから暑くなる季節の滋養付けにもバッチリです!

梅干しばかりは、スイスでは仕込めないので

長崎からの応援が必要な、贅沢なおかず味噌で、たくさんは作れないのが残念です。。。材料が揃う方は是非、作ってみて下さい。

|

2014-04-30

わかめ祭り

Img_5692

長い日本の滞在を終えてスイスに戻ってきてますが、
引き続き、日本での記事を書きたいと思います。
4月といえど、天気が良い日の長崎では、
初夏の空気でした。
そんな日は、主人の希望で海に行きました。
息子も大喜びで、岩場もある海水浴場ではたくさんの収穫もあります。
私はモモちゃんを、おぶったまま岩場でゴソゴソと動けないので
主人に、この海藻を採って来て!と鎌と見本の海藻を渡しました。
潮が引いた時間の岩場には、ワカメにアオサなどの海藻まで採れちゃいます。

Img_5696

採れたワカメ、なんと大きなビニール袋5袋分!

Img_5693_2

そのワカメを丁寧に洗って、一度茹でます。

そして、茹でたワカメを乾燥させます。

Img_5699

乾燥させたワカメをハサミでチョキチョキ切ります。

これで、ふえるワカメちゃんの完成です。

ワカメの保存法は他にも、『塩蔵ワカメ』とか『灰干しワカメ』などがあるそうですが、それぞれの保存方でワカメの歯ごたえや色合いなどが、微妙に変わってくるようです。

私は、少しでも軽くしてスイスに持って帰れるように、『茹で干しワカメ』でやってみました。

|

2014-03-31

フリーマガジン『テマヒマ』の取材を受けました

Img_5302

なんと、フリーペーパー『テマヒマ』の取材を受けました。

編集者の方がこのブログを読んで下さってたそうで

『大変感心しました。。。』という、お言葉をもらい、是非記事にしたいとの連絡を頂き、紙面にして頂きました。

最近は細々とした活動ですが、それでもお客様からのご連絡も絶えずに続いていまして、ありがたい限りでございます!

この記事でも触れているのですが、このブログなどを通じてたくさんの方から連絡を頂き、注文を頂き、出店のお誘いを頂き、次から次にとトントン拍子に話が進んで進んで、お味噌や麹が売れて、売れて、こんなありがたいことはない、手作りの味噌のよさを主婦の方達に少しでも広げられる!!ここは頑張らなければ!! と、意気込んでいたのですが、、、

一人で、しかも家庭のキッチンにて、家族の両立を計りながらできることって、すごく限界があることにぶつかっていました。

正直、もうお味噌屋さんと名乗ることは、辞めようかと思っていました。そんなときに、タイムリーに、二人目の妊娠出産が重なったので、しばし休憩というか、細々とお味噌や麹を作っては、ご連絡頂いてるお客様に郵送で販売していた、2013年でした。

それでも、こうやって記録に残していたブログを通じて、今でも新しい方にも連絡を頂いたり、フリーペーパーに記事にして頂いたり、、、と、これから、どんな感じで発酵を展開していこうかと、考えてしまいます。

このフリーマガジンの春号のテーマが『麹』でした。

私が記載されてるページの前には、長崎県波佐見町の『原味噌』さんが大きく特集で掲載されてます。原味噌さんは、4年ほど前に、私が自分が食べる味噌のみを作ることを飛び越えて、スイスで販売していこうかなあと思っていた頃に、手作り味噌工房の見学を快く承諾して下さりました。

私は原味噌さんのお味噌のクオリティを目標にしています。ずっとずっと前に、原味噌さんのお味噌を船便でスイスまで郵送した際に、スイスに到着したときには袋がはち切れんばかりに膨張していました。それはお味噌の生きてる酵母の呼吸でした。

お味噌が生きていることを気づかせてくれたのも、原味噌さんです。

そうやって目標としていた長崎のお味噌やさんの特集の後ろに、麹繋がりで自分のことも掲載されるなんて、それはとても感慨深いことだと受け止めています。

ところで、8年ぶりに満開の日本の桜を見まして、とても感激しています。世界でも有名な日本の桜、スイス人の主人も一緒に見れて、彼もとても感激していました。本当に日本の桜にはなにか特別で不思議な魅力がありますね。

Img_5638

Img_5596

Img_5629

家庭のキッチンでたくさん量の味噌を作るのには限界はありますが、家庭のキッチンでできる調味料には無限の可能性があると思います。

その無限の可能性の方の研究にこれからはますます精進していきたいと、心に強く思うとある春の日でした。


 

|

2014-03-25

ベーコンを作ってみました

実は年末から長いこと、日本は長崎に滞在しています。

日本にいる間に、一度学んでみたかったこと
手作りベーコンを作ってみました。
下準備まではできても、燻製がなかなか素人には簡単にできる事じゃないので、燻製の達人にベーコンの燻製を教えてもらいました。

Img_5010

驚異!なんと豚バラ5キロです!

Img_5011

豚バラの表、裏にフォークで無数に穴を開けて

塩、ハーブ、スパイスをお肉に擦り込んでいきます。

Img_5108

10日ほど、塩漬けしたお肉を流水にあてて塩抜きして

お肉を寒風に一晩さらして乾燥させます。

Img_5119

乾燥したお肉を燻製させます。

DIYの達人でもある佐藤さんの自家製薫製機が凄すぎる!

Img_5127

燻製を始めて5時間くらい。

もうそろそろ出来上がりのようです。

Img_5138

出来上がったベーコンを干して少し乾燥させました。

寒かったけど、寒いといいベーコンが出来るそうです。

息子のカイトに『おいしい!おいしい!』と喜んでもらえてとても嬉しかったです。

子供は本当に、ベーコン、ハム、ソーセージなどの加工肉が大好きですね。そして、加工肉には添加物もたくさん\(*`∧´)/

自家製はお肉の産地や、塩までも選べます。

スイスでも、加工肉は自家製できたらなあなんて思ってますが、次回の燻製は一人でできるだろうか。。。

佐藤さん、本当にありがとうございました。

 

|

おばんざい付きのワークショップ

またまたご無沙汰していました。

ワークショップの報告です。
2013年度は出産などが重なり、たくさんのお味噌を作ったり販売したりができませんでした。
出産前に、これでもかって仕込めるだけ仕込んだのですが
それもあっという間に売れてしまい、
それでも、細々とお味噌が途切れないようには仕込んでみましたが
やはり、生きてるお味噌を切らしたくないお客様のために
数回程、味噌作りワークショップを実践してみました。
大豆が茹で上るまでに、時間がかかるので
大豆を茹でている間に、発酵食のお話をしたり
お昼に『麹のおばんざい定食』を用意をして
一緒にお食事もします。

Dscn4412

こちらが『麹のおばんざいメニュー』です。

字が汚くて、すみません。。。

Img_4424

Dscn4393

まだまだ、試行錯誤中のワークショップですが

材料は全てヨーロッパ産のオーガニックの食材を使い、

出来立ての生きてる元気な麹を使います。

これからも、企画していきたいと思いますので

興味がある方の連絡をお待ちしております。

作ったお味噌はできるだけたくさん持ち帰って頂きたいので

ワークショップは2〜4人の人数でやりたいと思います。

今年、2014年度は6月以降からワークショップを企画予定です。

Img_4382

麦麹、仕込み中。

立ち上がる湯気に大喜びのモモちゃんです。

動きが激しくなってきて、台所関係の仕事がなかなか思うように行かなくなってきました(;;;´Д`)

これからオムツが外れるまでが、子育て正念場!

でも、一番可愛い時期なので、毎日を大切に過ごしたいですね(o^-^o)

|

2013-09-07

9月15日出店のお知らせです

Japanatag_flyer

9月15日に St.Gallenにて日本のお祭りイベントが開催されます。

福島支援のためのチャリティイベントです。

私、本人不在ですが『米麹と麦麹の合わせ味噌』を出品します。

大豆はオーストリア産、麦はドイツ産、米はイタリア産、

塩はポルトガル産の大西洋海塩です。

同時に、フェアトレードの雑貨や日本人作家の手染めタオルや手ぬぐいも同じブースに並べて販売する予定です。

イベントのプログラムには太鼓、生け花、折り紙、空手ショー、お寿司、お弁当、和菓子、たこ焼き、など企画されてるそうです。

こうやって、出店の告知など書いてると私もウズウズとブースに立ちたくなってきました。海外在住のたくさんの日本人で、震災以降に目が覚めたように日本の文化を売りにして東北を支援する資金を集めたり、外国に向けて日本の文化の素晴らしさを絶え間なく伝え歩んでることを想うと、なんだか泣けてきた。

しかし、今私には生後4ヶ月の赤ちゃんがいて、去年のように思うように動けないので今年はおとなしくしています。他にも、出店のお誘いを受けては、泣く泣くお断りさせて頂いてるのですが、また懲りずに誘って下さいね。

今回、私の代わりに出店を受け持ってくれた、かなえさんには本当に感謝です。

|

«我が家の手作り醤油、生醤油のすすめ・その二