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2009-08-25

お庭のかわいいひょうたんが灰の詰まったひょうたんのことを考えさせる

   


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もうすぐ8月も終わり。
この土地に残暑はないし、残暑らしき日があるとそれはとてもありがたい日となる。
お庭のひょうたんもなんとか頑張ってくれて4個くらいは加工ができるひょうたんとして収穫できそう。
数えきれないくらいの雌花が咲いたのに実が大きくなるには気温が高いことがどうやら重要みたいで朝晩の冷えがたたり、たくさんの小さなひょうたんの実は大きくなれずにしぼんでいった。

世間の流れも私たちの流れも8月はせわしなかった。

8月のはじめに酒井法子の夫が逮捕され、そのあと彼女が失踪し逮捕されたニュースがせわしなくインターネットで流れてた。私は日本にいなかったけどこのニュースがどれくらい日本を騒がせたかすごく想像がつく。テレビでもネットでもみんなを釘付けにしたはず。
このニュースは私をすごくげんなりさせた。日本のマスメディアはほんとうに馬鹿げていて、道徳も慈悲も何もなく、これが悪だと国民に叩き付けてくる。
この大騒動で誰かマスコミの一人でも、この逮捕された芸能人夫婦の子供の存在を考えただろうか?
ただでさえ父と母が警察に連れてかれるなんてショック極まりないはずなのに、全国でテレビでこんなカタチで父や母が騒がれたらどんなに傷つくだろう。
法律を犯した罪は事実でも、ここまで騒ぐ必要だってないはずだ。

そしてもうひとつ私をもっとげんなりさせたのが

8月6日が広島原爆の日で8月9日は長崎の原爆の日だったこと。
このニュースが騒がれてるときに全国でどれくらいの人が日本が被爆した事実を考えただろうか?
たくさんの人達が原爆被爆のことより酒井法子逮捕のゴシップ騒動に釘付けになっていたのでは?と遠い日本のことを考えてしまった。

私は長崎県出身で小学生のときから夏休みのなかで毎年8月9日は登校日で学校に行く日とされていた。体育館に全校生徒、職員、ムンムンと熱い熱い熱気の中で毎年、毎年、長崎原爆で何が起こったのか資料とビデオを鑑賞し、11時02分にみんなで黙祷をした。
小学校4年生の秋の遠足も長崎の平和記念公園へ行き、原爆資料館を見学した。
楽しいおいしいはずの遠足のお弁当も『あの資料館に行く前に食べたかったね』と友達と話しながらしみじみとお弁当を食べたのは今でもはっきり覚えている。

親戚のお年寄りたちも夏になるといまだに悪夢を見ると声を揃えて被爆2世代の父、母、3世代の私たちに語り『生きてるということが罪悪感満ちた気分にさせるとよ』ってお年寄り達が口を揃えて話していたその意味は20歳を過ぎて東京の国立『邪宗門』の故マスターに戦争の話を聞いたときに初めてわかった。

私は被爆3世代で子供の時から核爆弾が普通の爆弾といかに種類が違うかということ、放射能がどんなに恐ろしい破壊力を及ぼすかとか、街や社会が復興してもいまだに体や脳を汚染されたまま生きてる被爆者達がたくさんいることを叩き付けられて育ったし、旧ソ連のチェルノブイリ原子力事故の話も私たちの小学校では他人事ではないとビデオを見せられたことも忘れない。

世界で唯一、被爆した経験がある日本の国民が8月のこの時期に芸能人が逮捕されたことを全国でお祭りのように騒ぎ立てるということは、日本はどこか間違った方向に突き進んでる気がしてならないし、アメリカをはじめ北朝鮮もイスラエルだって中東だってヨーロッパのどこかにも核爆弾を所有している国がたくさんあって、これ以上核爆弾の生産を増やさないのも二度と使われることがないように訴えるのに日本人は世界でも大きな大きな役割を果たせるはずなのだ。

これは終わってしまった過去ではなくて、核を所有している国があるということは現在進行形の話なのだ。

夏の終わりにお庭のかわいいひょうたんを見ながら思ったこと、長くなったけど、頭の中が整理できてないけど、私たちが受けた教育が世界の中で大きな役割が果たせるように、特に長崎、広島で育ち同じ教育を受けたひとたちがこの事実についてもっと目覚めてくれて世界と子供達に伝えてくれますように。


cloverそしてこの記事の題名について、なぜかわいいひょうたんを鑑賞しながらこんな長い記事を書くことになったのか、興味がある方はホピの予言を読んで下さい。インターネットを通じて的確な資料をどれにすればいいかわからなかったのでウィキペディアにさせてもらいました。


長い記事を読んでくれた人、ありがとうございます。

    

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コメント

『ホピの予言』を卒論で使ったくせに、すっかりひょうたんの灰のことは記憶に無くなってました。先住民の「グレートスピリッツ」とか「ヴィジョン」の考え方とかその頃だいぶのめり込んだけど、懐かしいな~。

酒井法子の件は、おっしゃる通りな展開で、どうでもいんだけど、流せば高視聴率だし、ある一人の人間が転落していくのを見るのを面白がって見てる雰囲気もあるね。近頃薬物犯罪急上昇で、これを機に取り締まり強化も兼ねての見せしめな役割もありそうだよ。

最近ふと、日本には清い精神性を磨くような教えが以前はされていたのに、近頃は精神関係のこととなると敏感で宗教ぽく怪しまれるし、他の文化では愛と家族とか堂々と一番大切なことって言えるのに、今ではそういう大前提すら公言できなくなっているかんじで、世界の中でもかなり貧しい精神性を持つ国になってるんじゃないかと、ぼーっと感じていた今日この頃です。


投稿: よっし | 2009-08-26 03:01

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